オープンソースのmihomoコア Appleシリコン向けネイティブビルド

Clash Apple版 arm64版クライアント

Appleシリコン搭載MacとiPhone向けのクライアントを案内します。デバイスのアーキテクチャに合うファイルを選び、手順に沿ってサブスクリプションを追加し、ルールを設定できます。

  • 永久無料・オープンソースのクライアント
  • コアのソースコードを公開
  • 日本語ドキュメント

PROXY / ROUTING / CONFIG

Clashのプロキシ設定とルールエンジン

まずシステムプロキシで接続を確認し、必要に応じてTUNを有効にします。左側は設定画面のイメージ、右側では各項目の用途を説明します。実際のメニュー名は使用するクライアントによって異なります。

Clash · macOS設定イメージ

システムプロキシ

システムプロキシを設定
リッスンアドレス127.0.0.1
混合ポート7890
LAN接続を許可

設定項目を説明するための表示です。現在のデバイスのネットワーク設定は変更されません。

Macでは、まずシステムプロキシを使って接続を確認するのがおすすめです。設定を追加してコアを起動したら、クライアントのシステムプロキシを有効にします。システムのネットワーク設定に従うブラウザーは、ローカルのリッスンポートを経由して接続します。ただし、これはデバイス全体の通信を処理する設定ではありません。ターミナルのツールやゲーム、独自にネットワークを管理するアプリは、直接接続する場合があります。ブラウザーでは接続できるのに特定のアプリで失敗する場合は、まずそのアプリがシステムプロキシを参照するか確認し、アプリ内プロキシまたはTUNの利用を検討してください。使用後はプロキシ設定をオフにし、終了したクライアントを参照する設定が残らないようにします。

接続確認の手順を見る →

TUNは仮想ネットワークインターフェースを使い、ルーティングされた通信を処理します。システムプロキシに対応していないアプリを使う場合に便利です。macOSのクライアントでは、補助サービスの導入や権限の許可が必要なことがあります。手順はアプリの案内に従い、異なる実装をひとまとめに考えないようにしてください。有効にする前に、ルートを変更するほかのツールを停止します。接続後は、ルールの判定結果とDNSの名前解決を確認してください。TUNは通信を取り込む範囲を広げますが、ルールモードを自動的にグローバルモードへ変更するものではありません。ネットワークが切断された場合は、まずTUNをオフにして元の状態に戻し、ルートの競合を一つずつ確認します。

macOSでのTUN権限を確認 →

普段はルールモードを選び、ドメイン名、接続先アドレス、ルールセットに応じて通信先を振り分けます。ルールは通常、上から順に判定され、一致すると指定されたダイレクト接続先またはプロキシグループが使われます。末尾のMATCHは、ほかのルールに一致しない通信を処理します。グローバルモードは、すべての通信をグローバル用のポリシーに渡す設定です。短時間の比較テストには使えますが、必ず速くなるわけではありません。特定のサイトで問題が起きたら、接続ログで一致したルールと最終的なポリシーを確認し、該当する項目を調整します。ノードだけ切り替えてもルールを確認しなければ、その接続の経路は変わらないことがあります。

ルールと接続のトラブル対処を見る →

Clashの設定には、プロキシノードだけでなく、リッスンポート、プロキシグループ、ルール、DNS設定も含まれます。追加する前に、購読先からクライアントが読み込めるYAMLが返されているか確認してください。ウェブページや汎用的なノード形式では読み込めません。手動で編集するときはインデントにスペースを使い、ルールで参照しているプロキシグループが存在するか確認します。左の例は一部の項目のみで、完全な設定ファイルの代わりにはなりません。リモート更新でローカルの変更が上書きされることがあります。独自ルールを継続して使う場合は、クライアントが対応するオーバーライドまたはマージ機能で管理し、編集前のファイルも復元できるように保管してください。

サブスクリプションの形式と変換を確認 →

LAN共有を有効にすると、同じネットワーク上のほかのデバイスからMacのプロキシポートに接続できます。allow-lanを有効にするだけでなく、バインドアドレス、ファイアウォールのルール、デバイス間のネットワーク接続も確認してください。接続するデバイスには、各自のループバックアドレスではなく、Macの現在のLANアドレスを入力します。混合ポートはHTTPとSOCKSの両方を受け付けますが、アプリごとに適切なプロトコルを選ぶ必要があります。リッスンポートをインターネットに直接公開しないでください。公共のネットワークでは共有をオフにします。共有が必要な場合は認証と接続元の制限を設定し、信頼できるネットワークから離れる際にアクセス範囲を元に戻してください。

ポートとファイアウォールを確認 →

BUILD TARGETS

OSに合ったClashクライアントを選ぶ

まずデバイスとプロセッサを確認し、次にクライアントの機能を比べます。各プラットフォームの第一候補はClash Plusです。ほかのクライアントは、使い慣れたものを選びたい場合や、特定のインターフェースが必要な場合に適しています。対応範囲は各アプリの説明を確認してください。

macOS

Appleシリコン搭載Macにはarm64版またはApple Siliconビルド、Intel Macにはx86_64版を選びます。チップ情報はAppleメニューの「このMacについて」で確認できます。OSのバージョンや外観だけでアーキテクチャを判断しないでください。

まずClash Plus、Clash Verge Rev、FlClashのシステム要件と補助サービスの説明を比較してください。ネイティブビルドであることと、システムプロキシが正しく動作することは別の問題です。インストール後は設定を追加し、接続を確認してください。

ダウンロードページへ

iOS

iPhoneとiPadには、Clash PlusのApp Storeページからインストールできます。公式サイトはclashplus.ioです。初回接続時は、システムの案内に従ってVPN構成を許可し、アプリに戻って現在の設定とポリシーの選択を確認してください。

モバイル版は、バックグラウンド動作やネットワーク切り替えの挙動がデスクトップ版と異なります。同じサブスクリプションを使う前に、対応する設定項目を確認してください。Macのローカルファイルパス、プロセスルール、デスクトップ版の補助サービス設定をそのまま流用することはできません。

ダウンロードページへ

Windows

まずClash Plusを検討し、Clash Verge Rev、FlClash、Clash Nyanpasuも比較できます。Clash for Windowsの代替を探す場合は、画面だけでなく、設定の互換性、メンテナンス状況、サービスの動作方式も確認してください。

古い設定を移行する前にエクスポートしてバックアップし、インストール後はローカルのリッスンポートとシステムプロキシをあらためて確認してください。アーカイブ済みアプリは旧環境の参照には使えますが、新しいデバイスで標準の選択肢にするのはおすすめできません。

ダウンロードページへ

Android

Clash Plus、Clash Meta for Android、FlClash、Surfboardから選べます。まずインストールパッケージのアーキテクチャを確認し、次にアプリが対応するサブスクリプション形式を調べてください。ルールエンジンが異なると、設定をそのまま移行できない場合があります。

初回接続時には、システムのVPN使用許可が必要です。画面消灯後に接続が切れる場合は、システムのバッテリー管理でバックグラウンド動作が制限されていないか確認してください。モバイルデータ通信だけで失敗する場合は、Wi-Fi接続時と比較し、ネットワーク環境の違いを確認します。

ダウンロードページへ

Linux

デスクトップ環境ではClash Verge RevとFlClashを比較し、ディストリビューションに合うパッケージを選びます。サーバーやルーターで使う場合はmihomoコアも検討できます。設定ディレクトリ、サービスの起動、ネットワーク権限を自分で管理してください。

GUIクライアントと単体のコアでは使い方が異なります。前者には設定管理画面がありますが、後者では作業ディレクトリとサービスログを自分で把握する必要があります。トラブル時は、まずプロセスの稼働状況とポートのリッスン状態を確認し、その後ルートとDNSを調べてください。

ダウンロードページへ

FIRST CONNECTION

サブスクリプションを追加して初回接続:3ステップ

まず必要最小限の設定で接続し、動作を確認してから独自ルールを追加します。一度に変更する設定の種類を絞ると、問題が起きたときに原因を特定しやすくなります。

  1. 利用可能な設定を追加

    クライアントの「設定」または「サブスクリプション」ページを開き、リンクから追加する項目を選びます。信頼できる提供元のサブスクリプションURLを貼り付けてダウンロードし、完了したら現在の設定として選択してください。ウェブページや認証画面、形式エラーが表示される場合は、まずサブスクリプション側の問題を解決します。プロキシのオン・オフを何度も切り替える必要はありません。

    サブスクリプションURLにはアクセス用の認証情報が含まれることがあるため、パスワードと同様に管理してください。追加に成功しても、すべてのノードが接続可能とは限りません。次に、プロキシグループで接続先を選べるか確認します。

  2. モードと接続方法を選択

    プロキシモードをルールに設定し、設定に含まれるプロキシグループから利用可能な接続先を選びます。Macではまずシステムプロキシを有効にし、システム設定に従うブラウザーでテストしてください。iPhoneでは案内に従ってVPN接続を確立し、アプリに接続状態が表示されることを確認します。

    最初は、サブスクリプションに含まれるDNSとルール設定を変更せずに使います。システムプロキシを経由しないアプリがある場合に限り、TUNを検討し、補助サービスと権限の要件を先に確認してください。ネットワークを制御するツールを複数同時に有効にしないでください。

  3. 接続ログと元に戻す手順を確認

    確認したいサイトにアクセスし、クライアントの接続画面で対象ドメイン、一致したルール、使用中のポリシーを確認します。DNSの名前解決失敗、接続タイムアウト、ウェブサイト自体のエラーを切り分けてください。速度テスト一つだけでネットワーク全体を判断しないようにします。

    続けて、普段使うダイレクト接続のサイトもテストし、誤った振り分けがないか確認します。ネットワークに問題が起きたら、新たに有効にした接続方式をまずオフにして元の状態に戻してください。再現手順を記録し、トラブルシューティングガイドに沿って一つずつ確認します。設定をすべて削除する必要はありません。

OPEN SOURCE / MIHOMO

オープンソースのコアとクライアント、メンテナンスの範囲

クライアントを選ぶときは、GUIプロジェクト、コア、設定の提供元を分けて確認してください。ソースコードを確認できることは実装を調べる手がかりになりますが、権限、設定内容、サービスの提供元まで保証するものではありません。

Clashエコシステムとmihomoコア

ClashエコシステムのGUIクライアントは、同じアプリの見た目だけを変えたものではありません。コアはプロトコル接続、ルール判定、DNS処理を担い、GUIプロジェクトは設定管理、システムプロキシ、サービスのインストールなどの操作を提供します。mihomoはClash Metaの技術的な流れを引き継いでいます。対応プロトコルや設定項目は、ドキュメントとリリースノートで確認してください。設定が使えるか判断する際は、クライアント名だけでなく、実際に使われるコアと機能の範囲も確かめましょう。

オープンソースライセンスと追跡可能な実装

mihomoプロジェクトはGPL-3.0ライセンスを採用しています。公開リポジトリではソースコード、課題の議論、リリース履歴を確認できます。ただし、このライセンスの説明はコアを対象としており、すべてのサードパーティ製GUIやストアアプリにそのまま適用されるわけではありません。通信処理を調べる場合は、関連モジュールやドキュメントを確認してください。普段使いでは、メンテナンス状況とシステム要件が明確で、デバイスのアーキテクチャに合ったビルドがあるクライアントを選びましょう。

更新前に元へ戻せる状態を記録

GUI、コア、サブスクリプションの更新は、それぞれ異なる変更です。GUIの更新で権限やサービスの導入方法が変わることがあり、コアの更新では対応する設定項目が変わる場合があります。サブスクリプションの更新ではノード、プロキシグループ、ルールが置き換わることがあります。更新前に設定をバックアップし、変更内容を確認してください。更新後は、よく使うサイトとダイレクト接続先をテストします。問題が起きたら、アプリの再インストール、DNSのリセット、ルールの書き換えを一度に行うより、変更の発生元に応じて元に戻すほうが原因を特定しやすくなります。

TECHNICAL NOTES

Appleデバイス設定の技術ノート

目的に合わせて読み進めてください。アプリの通信を取り込む場合はTUN、設定の互換性を調べる場合はコアの違い、複数デバイスで管理する場合は同期方法を確認できます。